特殊紙などの薄紙からボール紙などの厚紙までをオフセット印刷、UV印刷、オンデマンド印刷し、表面加工（プレスコート、PP、マットPP、ビニール）や箔押し（ツヤ有り、ツヤ消し、浮き出し、空押し）を組み合わせた印刷物と段ボール、厚紙・板紙の貼合品を打抜き、製箱します。印刷デザインから最適な材質による製品設計でオーダーメイドし易く、幅広い用途の加工品です。

例えば段ボール合紙の場合、一口に段ボールと言ってもG段からA段まで異なる厚み(中芯の段高)があり接着剤の塗布量を調整し、仕上がり状態、接着不良、反り・ねじれ・縮みなどを確認しながら作業を行います。

弊社の加工内容例

【清酒美粧パッケージ】厚紙(印刷物)と片面段ボールの２枚貼合
【高級化粧品ケース】薄紙(印刷物)とボール紙(厚紙)の２枚貼合

弊社が得意とする薄紙の貼合品を活用し、各種台紙、オリジナリティが高い紙製バインダーやファイル、ＤＭなどを製作します。紙の選定、印刷、表面加工、箔押し、貼合、断裁（化粧断ち）、スジ押し加工、Ｖカット、角丸などの加工精度が求められる工程を経た完成品はお客様が納得のいく、正に紙技と言える魅力的な製品と言えます。

薄紙合紙は、紙の種類や色の多さもさることながら、凹凸がある風合い、コシのある紙質、高級感を醸し出す質感など多種多様であり、加工難易度が高く塗布する接着剤の性能や作業環境に左右されます。
加工技術が必要とされますが、お客様の予想をはるかに上回る製品が出来たときは私どもも“歓びと達成感”を感じます。

弊社の加工内容例

【国内メーカーの見本帳】
厚紙（印刷物）と薄紙の２枚貼合、化粧断ち、スジ押し

【デザイン事務所の展示会用ＤＭ】
薄紙（印刷物）と厚紙と薄紙（印刷物）の３枚貼合、化粧断ち

紙製パネルは段ボールやスチレンボードを芯材にした貼合品です。３枚貼合の場合、製品の形状、強度を最適にする設計がなされます。特に紙の目なりが大切なポイントになります。例えば表裏が同じ紙の場合、芯材を異なる目なりにすると反りが出にくく、強度が出ます。ただし、目なりが合わないと表面に段ボールの段目が浮き出て目立ったり、特に反りが大きい時には貼合品を矯正しますがほとんど改善しないケースもありますので、設計を考える際は十分な検討が必要です。お気軽にご相談ください。

弊社の加工内容例

【通販会社の吊り下げPOP】
厚紙(印刷物)と厚紙の２枚貼合、化粧断ち

【飲料メーカーの紙製什器】
厚紙(印刷物)と段ボールと厚紙の３枚貼合、打抜き