薄紙合紙

接着のしくみについて

「接着とは・・・?」の問いに、物と物が何かでくっついている状態のこと・・・・!? 何かってなに??
いざ簡単に説明するとなると意外に難しいと思いませんか?
そう思うのも当然です。何故って接着のメカニズムは正確に解明されていないからです。
国際標準化機構(ISO)の説明を引用して定義づけするならば、「接着とは、二つの面が化学的なあるいは物理的な力、あるいはその両者によって一体化された状態のこと。
また、接着剤を使用してつなぎ合わせること。接着も接合の一方法である。」となります。
そのメカニズムは、水素結合(分子間力)・機械的結合(アンカー効果)・化学結合などの要因が働くことが分かっていますが、実際は一つの有力な要因が存在しているのではなく、いくつかの複雑な要因が重なり合って接着すると言う理論なのです。・・・・・奥が深いですね。

身の周りにある、紙をはじめ繊維・木材・金属・プラスチックなどで造られた工業製品のほとんどが接合されています。
なかでも接着剤による接合の占める割合が非常に多いことに驚きます。
今回は以上です。この話を聞いて少しでも多くの方が接着について興味を持って頂ければ幸いです。
次回は接着剤の話を取り上げてみたいと思います・・・・・

関連記事

  1. 厚紙合紙

    接着剤について

  2. お問合わせ・発注からお届までの流れ

  3. ディスプレイ

    反りについて

PAGE TOP